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爍
「爍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爍の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
飯をよく芝生でやる。椅子テーブルのこともあり、蓆を敷いて低い食卓の事もある。金を
爍かす日影椎の梢に残り、芝生はすでに蔭に入り、蜩の声何処からともなく流れて来ると....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
がこのような危い境に身を処《お》きながら、それには少しも心附かず、私欲と淫欲とが
爍《れき》して出来《でか》した、軽く、浮いた、汚《けがら》わしい家内の調子に乗せ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
笑いて驚くところなく、剣に向かうとも退かず、矢筒その上に鳴り鎗に矛《ほこ》相|閃
爍《きらめ》く、猛《たけ》りつ狂いつ地を一呑みにし、喇叭《らっぱ》の声鳴り渡るも....