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父帝
「父帝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
父帝の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
しさもお覚えになるのであった。高貴な御身でいらせられるのであるから、感情のままに
父帝のもとにとどまっておいでになることはできない。その日のうちに還幸されたのであ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
をばただすの神に任せて と歌う源氏の優美さに文学的なこの青年は感激していた。
父帝の御陵に来て立った源氏は、昔が今になったように思われて、御在世中のことが目の....
「源氏物語」より 著者:紫式部
いになろうとした。源氏は悲しくて、 「私もお供してまいります」 と泣き入って、
父帝のお顔を見上げようとした時に、人は見えないで、月の顔だけがきらきらとして前に....
「源氏物語」より 著者:紫式部
(晶子) 須磨《すま》の夜の源氏の夢にまざまざとお姿をお現わしになって以来、
父帝のことで痛心していた源氏は、帰京ができた今日になってその御菩提《ごぼだい》を....
「源氏物語」より 著者:紫式部
されたのを、今日の賀宴のために太政大臣が拝借してきたのである。この楽器によって御
父帝の御時のこと、また御姉宮に賜わった時のことが思召されて六条院はことさら身に沁....
「源氏物語」より 著者:紫式部
督の乳母であったから、この人は少年のころから宮のお噂を聞いていた。お美しいこと、
父帝が溺愛しておいでになることなどを始終聞かされていたのがこの恋の萌芽になったの....
「源氏物語」より 著者:紫式部
て色が白い。大将の幼児時代に思い比べてごらんになっても似ていない。女御の宮方は皆
父帝のほうによく似ておいでになって、王者らしい相貌の気高いところはあるが、ことさ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
それに合わせながら始終教えておいでになるために、おもしろく弾くようになっていた。
父帝にも母女御にも早くお死に別れになって、はかばかしい保護者をお持ちにならなんだ....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
いう日々が永久につづけばいいというのは誰しもが願うところだったので、文雄が、 「
父帝《ちちみかど》(後白河法皇)へお願いしてみよう」 といい、このうえとも泰文....
「三国志」より 著者:吉川英治
十万をこえるであろうと想像された。 幼帝劉禅の怯えられたことはいうまでもない。
父帝とわかれたのもつい昨日、蜀の皇帝に立ったのもわずか昨今である。 「孔明はどう....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
これが“両統|迭立”の端緒にもなったのだ。 なぜといえば。やがてその皇太子に、
父帝の後嵯峨は、またも弟の亀山天皇の皇子を立てられたからである。――弟の亀山はお....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
歳でしかない。 けれど宮は、自分のその御子をもって、皇太子としたいらしい。もし
父帝がおきき入れなくば、帝を廃してでも、いまの恒良を蹴落して代わらせてみせる。―....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
してはいられなくなった。 或るとき。一閣の内に弟を呼びつけて。 「植。きさまは
父帝の遺業をわすれたか。今をどんな時だと思う。今日かぎり詩作はやめろ、筆を捨てて....