爽爽[語句情報] » 爽爽

「爽爽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

爽爽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
罌粟の中」より 著者:横光利一
、実は、料亭そのものの方がはるかに美しく、音楽もウイーン風の庭に似合わしいのが、爽爽しい気持ちだった。 「今夜はひとつ、踊場を御案内いたしましょう」とヨハンは、....
旅愁」より 著者:横光利一
ない園内の路の上に白く点点と羽毛が散っていて、踏む砂からじっとりと水が滲み出た。爽爽しい空気だった。矢代はベンチの鉄に溜っている露を拭いて腰を降ろした。朝の日光....
夜の靴」より 著者:横光利一
も言葉一つかけないそうだが、蝗の飛ぶ中から呼ばれる気持ちは、日を仰ぐように明るく爽爽しい。しばらくは、後から稲の穂波がまだ囁きかけ追っかけて来るような余韻を吹か....
国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
のがある。もちろん、敵もあれば、心肝も摧く、謀略にも遇う。しかし、そこにこそ湧く爽爽しい緊張もまた捨てがたき命の味もあるというべきであろう。 図書館協会も、本....