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牛歩
「牛歩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
牛歩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
と直径三十三メートルばかりあった円形の大建築物の周囲壁であって、その内面に法文が
牛歩状(bustrophedon)に彫り付けてあるのである。
牛歩状とは右端より始....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
「新兵」で思ったより刑期も延びて、別に急がぬ旅になったことだから、その後は大いに
牛歩をきめて、精読また精読している。イタリア語も、後に差入れた文法の方が、よほど....
「双面獣」より 著者:牧逸馬
s 緒《とも》に最も広く使用されているもの――であるということである。斯うして|
牛歩遅々乍ら着実に《スロウ・バット・シュア》、何うやら日一日捜査の範囲が狭められ....
「ヒトラーの健全性」より 著者:国枝史郎
、超伝統的の新兵器と思われるものがあろうとも、その実は、従来の戦術から順を追って
牛歩|乃至一歩を進めた戦術であり、矢張り伝統を経て僅にそれを改良した兵器に過ぎな....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
子戸《こうしど》へ顔を当てて「兄さん、きっとそうでございますよ」 第八 料理自慢
牛歩|豚行《とんこう》の大原満は心に未来の想像を描きて嬉し顔に中川家の格子戸を開....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
連載といい、この刊行企画といい、異例な長期間にわたるものとなったが、ぼくのこんな
牛歩鈍々たる気の長い著業にたいして、考えてみるとよくも読者諸氏が依然たる支持と鞭....