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牧する
「牧する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
牧するの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
わけも、読者諸君にのみ込めたことだろうと思う。
じっさい、裾《すそ》はるかを遊
牧する土民中の古老でさえ、その主峰の姿をいまだに見たものはない。したがって、高さ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
とする杣人、切り畑焼き畑を開いて稗蕎麦等の雑穀を植える山賤、あるいは馬を山林に放
牧する人たちなぞが、あちこちの谷間に煙を立てて住む世界であったろう。追い追いと人....
「自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
がその人間に有利なるか不利なるかは時と場所とによりて変化す。例えば水草を追って移
牧する未開人にとりては時とともに利害の係る土地の範囲を移動す。また一つの都府の市....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
接する耕地は絶対に穀物の栽培に適せず、その唯一の用途は夏期の間三、四箇月家畜を放
牧することである。従って農業者は、この季節には、その全部の家畜をそこに送り、これ....