物見台[語句情報] » 物見台

「物見台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

物見台の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
行人」より 著者:夏目漱石
ひさん》な退院を余儀なくされる患者があるかと思うと、毎日子供を負ぶって、廊下だの物見台だの他人《ひと》の室《へや》だのを、ぶらぶら廻って歩く呑気《のんき》な男も....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
のじゃが、殊に真弓に考えて貰いたいと思うのじゃが、わしは孫の三吉を連れて監視哨の物見台へ上ろうと思うのだよ」 「ああ、お父さん、そんなこと、いけないわ」 「なあ....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
たる札荅蘭《ジャダラン》族の山寨《さんさい》。石を積みて、絶壁の上に張り出したる物見台。下手、一段高き石畳の縁には、銃眼のあいた低い堡塁《ほうるい》。堡塁の傍ら....