犀角[語句情報] »
犀角
「犀角〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犀角の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
されたことだ。こいつは、高さが十八フィートもあるおそろしい動物で、まだそのころは
犀角もなく、皮膚も今とちがってすべすべとしていた。ところが、こいつがいたのが二十....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
、診察料も薬礼も有りませんから、良い医者は来て呉れません。幸い貯えて有りました烏
犀角を春見が頻に定木の上で削って居ります所へ、夕景に這入って来ました男は、矢張前....
「乳を刺す」より 著者:邦枝完二
を殺すなどと、そんな大それたことが、出来るわけはございません。……刃物はきょう、
犀角散を、削ることになって居りましたので、磨がしましたばかり。決して、血を落とし....
「三国志」より 著者:吉川英治
の土産物の莫大なのに思わず目をまろくしたほどだった。 珠玉、金銀、織物、陶器、
犀角、玳瑁、翡翠、珊瑚、孔雀、闘鴨、鳴鶏、世の七宝百珍にあらざる物はない。そして....