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犒う
「犒う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犒うの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
美しいが、蜘蛛の巣より弱く見えるがよ――。 郎女は、久しぶりでにっこりした。労を
犒うと共に、考えの足らぬのを憐むようである。刀自は、驚いて姫の詞を堰き止めた。 ....
「波多野邸」より 著者:豊島与志雄
。房江も時々姿を見せたが、淋しそうに眼を伏せて黙りがちだった。 その晩、一同を
犒うために簡単な酒食の用意が出来ていたが、当然その席に列なる筈の波多野洋介は見え....
「四十八人目」より 著者:森田草平
一軒建ちになっておりました」 「いや、よく気がつかれた」と、忠左衛門は相手の労を
犒うように言った。「これで邸内の防備に対するだいたいの見当もついた上に、当夜出会....