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「犬侍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

犬侍の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
お》ろうとは、考えられも致しませんな。さればこそ、武士はもとより、町人百姓まで、犬侍《いぬざむらい》の禄盗人《ろくぬすびと》のと悪口《あっこう》を申して居《お》....
佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
う。家の重宝は命にも換《か》えられぬ」と蜂谷は言った。「誓言を反古《ほご》にする犬侍《いぬざむらい》め」と甚五郎がののしると、蜂谷は怒って刀を抜《ぬ》こうとした....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
との評判は、真っ赤な嘘だ。降伏の引出物に、敵将の妻を一夜貸せなどと、見下げ果てた犬侍だ。いや、女の肉に飢えた野獣《けだもの》だ! 兄上! もはやこの軍使と言葉を....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
では、よくも拙者に手向かいいたしたな! 今日は返礼! 充分に斬るぞ!」 「黙れ、犬侍!」 五郎蔵は躍り上がり躍り上がり、 「想いを懸けた俺の女を! ……それを....