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「犬塚信乃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

犬塚信乃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カズイスチカ」より 著者:森鴎外
ば》の出ようが無い。あの報告は生活の印象主義者の報告であった。 花房は八犬伝の犬塚信乃《いぬづかしの》の容体に、少しも破傷風らしい処が無かったのを思い出して、....
押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
てられて行くような気持ちになりました。 その中《うち》の一枚は八犬伝の一節で、犬塚信乃《いぬづかしの》と犬飼現八《いぬかいげんぱち》が芳流閣《ほうりゅうかく》....
馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
もなかなか居りませぬ人物です。当時どころではありません。明治の聖代の今日だって、犬塚信乃だの犬飼現八だの、八郎御曹司為朝だの朝比奈三郎だの、白縫姫だの楠こまひめ....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
空しく落ち 迷霧開く時銃忽ち鳴る 狗子何ぞ曾て仏性無からん 看経声裡|三生を証す犬塚信乃 芳流傑閣勢ひ天に連なる 奇禍危きに臨んで淵を測らず ※歩敢て忘れん慈父....
ある恋の話」より 著者:菊池寛
盆興業でした。馬琴の八犬伝を守田座の座附作者が脚色したのが大変な評判で、染之助の犬塚信乃の芳流閣の立ち廻りが、大変よいと云う人の噂でありましたので、私はまた堪ら....