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犬橇
「犬橇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
犬橇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
も上陸隊がでて、この隊と競うだろう。風雲も死闘もそのうえの事と、いよいよ二十台の
犬橇が氷原を走りはじめたのである。 鯨狼の檻、その餌となる氷漬の魚の箱。ダブダ....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
て来た。 「これ! 畜生!」と叱りながら二人はそっちへ近寄って行く。そこに一台の
犬橇があって人の乗るのを待っていた。 「どっこいしょ」と云いながら、二人は荷物を....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
。シベリアに棲むのに、毛皮の外套なんか用なしにして呉れというのだ。ペチカも不要、
犬橇なんかおかしくて誰が使うかという風に笑い話の出来るようにして貰いたいのだ。い....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
のにも銘刀を肌身はなさず差していた.この男がある年,春になってから急に思い立って
犬橇を仕立てて,同じく東海岸の北部にあるタライカの部落に遊びに行った. ところ....
「言語と文化史」より 著者:知里真志保
考え方というものがはっきりしてまいります。 樺太アイヌの冬の交通運搬具に有名な
犬橇があります。橇台に犬を装備したものをヌソと申しますが、これはギリヤーク語から....