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状況
「状況〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
状況の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「出帆」より 著者:芥川竜之介
ざるべく、新に破壊されたわけである。
そのうちに、久米と松岡とが、日本の文壇の
状況を、活字にして、君に報ずるそうだ。僕もまた近々に、何か書くことがあるかもしれない。
(大正五年九月)....
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
されないだけの堅固な基礎を作り、諸君の精神と生活とが、自然に周囲に働いて、周囲の
状況をも変化する結果になるようにと祈ります。....
「生きている腸」より 著者:海野十三
であった。 今朝の六時と、夕方の六時と、この二つの時刻における腸《はらわた》の
状況をくらべてみると、たしかにすこし様子がかわっている。 さらにまた十二時間経....
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
無く消え去った。ために体内新たな活動力を得たごとくに思われたのである。 実際の
状況はと見れば、僅かに人畜の生命を保ち得たのに過ぎないのであるが、敵の襲撃があく....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
堕落する。その時から漢民族の国家生活としての力が弛緩しております。今日まで、その
状況がずっと継続しましたが、今次日支事変の中華民国は非常に奮発をして勇敢に戦って....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
三章二十二節より三十節まで。 天国への招待。十四章十五節―二十四節。 天国実現の
状況。十七章二十節―三十七節。 財貨委託の比喩。十九章十一節―二十七節。 復活者....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
であろう。二|度と斯うした所に来ることもあるまいから、よくよく気をつけて天狗界の
状況をさぐり、又不審の点があったら遠慮なく天狗の頭目に訊ねて置くがよいであろう…....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
、霊界通信を行い得るようにもなり、又|或る程度の霊視能力を恵まれて、折ふし他界の
状況を瞥見することにもなる。彼等の背後に控えて働くのは、通例|或る情深い霊的存在....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
い。ここへは駅長さんも一緒に来てくれた。大体駅長さんはその土地、土地のいろいろな
状況に通じた人であって、駅に下車するといつも駅長室で私はそれぞれの駅長さんに逢っ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
その図、あたかも上のごとし。 甲図は物心相離れたる図にして、人の死したるときの
状況なり。乙図は物心接合したる図にして、人の生時の
状況なり。その図中、物生心の三....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
こで哈爾賓を中心として北満一帯東蒙古に到るの商工業、物産、貨物の集散、交通輸送の
状況等を細さに調査した後、終に東清鉄道沿線の南満各地を視察しつつ大連、旅順から営....
「西航日録」より 著者:井上円了
よび生活の一斑をも実視するを得たり。これと同時に貧民の住家を訪い、下等労働社会の
状況をも目撃するを得たり。そのいちいちは二、三紙のよく尽くすところにあらざればこ....
「罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
なら、どんなにか目を大きくして己の顔を見ることだろう。こう思って、きょうの処刑の
状況、その時の感じを、跡でどんなにか目に見るように、面白く活気のあるように、人に....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
まさに遺憾しごくなことであるといわなければなりません。われわれはいま国連の内部の
状況をみるときに、私どもと同じように中立地域傾向が高まっておるということを見のが....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
うに覚えている。この会議はすこぶる重大意義を持つに至った。それは張作霖爆死以後の
状況を見ると、どうも満州問題もこのままでは納まりそうもなく今後、何か一度、事が起....