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狂体
「狂体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狂体の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
て来る葉子を見いだすだろうとばかり思っていたらしい倉地は、この理由も知れぬ葉子の
狂体に驚いたらしかった。
「どうしたというんだな、え」
と低く力をこめていいな....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
縁づいた事のない彼女が、嫉妬《ねたみ》がましい息づかいで、まるで夢遊病者のような
狂体を演じようとしている。 「兄さんかも知れなくってよ。」 「兄さんだって、一ツ....