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狂癲
「狂癲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狂癲の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
柿江は三人の顔にかわるがわる眼をやりながら爪をかみ続けていた。あのままで行くと
狂癲《きちがい》にでもなるんではないかとふと西山は思った。とにかく夜は更けていっ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
はずだった。 そのころの高時は、世に“うつつなき人”といわれたほど、しばしば、
狂癲の持病を発作したり、キャキャとはしゃぐと、よく涎を垂らしたりしたので、彼を盲....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ことばではいってみても。……きょうもこれへ伺うまでは、宮中にいたのですが、人々の
狂癲ぶりをみるにつけ、あさましいとも嘆かわしいとも、いいようがありません」 「そ....