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「狐忠信〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

狐忠信の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
戸ッ児はまた好んで歌舞伎灯籠をもつくる。 夏の絵草紙屋に曾我の討入り、忠臣蔵、狐忠信、十種香などの切抜絵を購い来て、予め用意した遠見仕立の灯籠に書割といわず、....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
、白浪も、雲助も、その空想と郷愁と共にこうして種まかれたのだ。私はあの宙釣りから狐忠信があらわれて、静御前の美しい旅姿とデュエットで舞う夢のような場面を初めて見....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
カで仕込んだ素人だから見ていてトテモはらはらした。だがそこで不思議な日本を見た。狐忠信の幕で若い日本の娘たちが花四天になって踊るのだが外人の踊りを見慣れた眼には....
探偵小説と音楽」より 著者:野村胡堂
いて見たいと思って居るが、どうした事かいまだに期《き》が熟さない、芝居の千本桜の狐忠信の鼓は少し馬鹿馬鹿しいが、謡曲の「綾の鼓」はいかにも深酷《しんこく》で、こ....