狐狼[語句情報] »
狐狼
「狐狼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狐狼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
祈誓し、この子をすなはち巌窟に捨て置き、三山に詣《けい》して帰路にこれをみるに、
狐狼等守護していさゝかも恙《つつが》なき故に、七重|伽藍《がらん》を建立《こんり....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
何に被害が甚大であったかを詳細に列挙して、「計らざりき、万歳期せし花の都、今何ぞ
狐狼の臥床とならんとは」と結んで居る。 思うにこれは単に市街戦の結果とばかりは....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
行ったことを忘れさせ、葵の紋のついた提灯さえあればいかなる山野を深夜独行するとも
狐狼盗難に出あうことはないとまで信ぜられていたほどの三百年来の主人を失ったことを....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
心とで、数か月の間、周囲を取り巻いてる教会と法律との徒輩の――血走った眼をしてる
狐狼《ころう》の――威嚇《いかく》と偽善的な詭計《きけい》とを、失敗に終わらせて....