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狠
「狠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
狠の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
の剛邁の気象、二者|相遇わば、氷塊の鉄塊と相撃ち、鷲王と龍王との相闘うが如き凄惨
狠毒の光景を生ぜんことを想察して預め之を防遏せんとせるか、今皆確知する能わざるな....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
落ち参横たわるの晨、梁に嘯いて声あり。その室を窺えども睹ることなし、蠅営狗苟、羊
狠狼貪、疾きこと飃風の如く、烈しきこと猛火の若し。喬家の子生きて猶お悟らず、死す....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ということを合点せぬ秀吉でも無い。一旦自分に対して深刻の敵意を挟《さしはさ》んだ
狠戻《こんれい》豪黠《ごうかつ》の佐々成政を熊本に封じたのは、成政が無異で有り得....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
ただ狼という文字は悪きかたにのみ用いらるるならいにて、豺狼、虎狼、狼声、狼毒、狼
狠、狼顧、中山狼、狼※、狼貪、狼竄、狼藉、狼戻、狼狽、狼疾、狼煙など、めでたきは....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
落ち参横たわるの晨、梁に嘯いて声あり。其の室を窺えども睹ることなし。蠅営狗苟、羊
狠狼貪、疾きこと飄風の如く、烈しきこと猛火の如し。喬家の子生きて猶お悟らず、死す....
「三国志」より 著者:吉川英治
モッテ天下ニ告グ 董卓、天ヲ欺キ地ヲ晦マシ 君ヲ弑シ、国ヲ亡ボス 宮禁、為ニ壊乱
狠戻不仁、罪悪|重積ス 今 天子ノ密詔ヲ捧ゲテ 義兵ヲ大集シ 群凶ヲ剿滅セントス....