独り極め[語句情報] »
独り極め
「独り極め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
独り極めの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
っかり押えた。感応がある。ぴったり朝の六時。それでなければならない。彼はそうと、
独り極めに極めてしまって、 「おお、これがおれの道楽かな。その子の出生は午前|正....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
。ビクトワールは刑事連中の方ですでに自分等のことを嗅ぎ出して張り込んでいるんだと
独り極めに思い込んでしまっていた。市場へ買物に出るたびに、今にも御用だと云って肩....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
寺の内へ入った、父君が来たと、みなへ言いふれ、お帰りには立寄ってくださるものと、
独り極めに嬉々としておられまする。……で、寸時なとお顔を見せて上げていただけたら....
「釜沢行」より 著者:木暮理太郎
枝が折ってある」 「慥に人だよ、釜沢へも這入る者があるのかな」 今まで人跡未蹈と
独り極めで信じていた自分等は、あれ程立派な道形があったにも拘らず、人が通ったこと....