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独我論
「独我論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
独我論の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
あらず、経験あって個人あるのである、個人的区別より経験が根本的であるという考から
独我論を脱することができ、また経験を能動的と考うることに由ってフィヒテ以後の超越....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
己主義に達する過程は論理的必然の強迫である。私を利己主義から離れしむるものは私の
独我論を根底より動揺せしむる認識論でなければならなかった。 しかしながら悲しい....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
取りかえっこをしても構わない程だから、この実在論はそのまま例えばバークリのような
独我論と取りかえっこをしても差し閊えがないということになる。実に不思議な実在論で....
「辞典」より 著者:戸坂潤
哲学は、ヘーゲルに於ける理性の現実化の思想によって消化される。第二はバークレーの
独我論(Solipsismus)である。大陸のライプニツの対蹠の位置にあったイン....
「哲学入門」より 著者:三木清
を観念と見る立場は、ひとり我のみが存在し、他のものはすべて我の観念に過ぎぬという
独我論に終らねばならぬ。バークリがなお自我という心的実体を認めたのに対して、ヒュ....