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「独文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

独文の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
かの友人すべてをもひんしゅくさせたことと思います。兄の新妻の弟、山口定雄がワセダ独文で『鼻』という同人雑誌を出していましたので、彼に頼み、鼻の一員にして貰い、一....
読書法」より 著者:戸坂潤
を語学研究と取りちがえ勝ちな一つのペダンティックな錯覚である。日本でも英文学とか独文学とかいう少し考えて見ると実に変な文学研究が行なわれているようだ。そして之は....
道づれ」より 著者:宮本百合子
価値を溢れさせて迸り出た文学運動の方向に沿うている連中があつまった。文科のものは独文の戸山、英文の横井、光井ぐらいであった。農科に籍のあるものもいた。プラウダ主....
今朝の雪」より 著者:宮本百合子
を、とき子は友達が経営している機械工場だの諸官庁だのの仕事を合わせ、邦文、英文、独文タイプライター事務所の計画が進められた。後からとき子の友人の春代も相談に加わ....
山本有三氏の境地」より 著者:宮本百合子
ニツレル選集を編輯してその印税の全部を敗戦国の老文豪に送ったことも、単に山本氏が独文出身だからというだけの内面の動機ではないであろう。戯曲家としての氏が、自作の....
労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
そ、日本労働者階級の状態を特徴づけるものだ。」(日本の状勢、日本共産党の任務)(独文「コンミュニスト・インテルナチョナーレ」) そして、労働者・農民に対するブ....
みごとな女」より 著者:森本薫
顔を蔽う。みんな笑う。 弘 (収に)学校は、何をおやりです。 収 ……。 あさ子独文ですの。 弘 いいなあ、そいつは。 あさ子 怠け文学部。 収 笑われた仕返し....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
―このドイツ観念論の魂――こそは、この空虚を充たす何よりもの好材料ではないか。日独文化の連絡の任を帯びている博士はそこで、時を得るや更に「日本精神」の哲学者とな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
来るとあれほど言っていたのにまだ訪ねて来た様子はなし――責めは先方にあるのだ、と独文句《ひとりもんく》を言ってみたりしました。 八 まあしか....
獄中消息」より 著者:大杉栄
ブン著、フランス小説家。 仏文、ラブリオラ著、唯物史観。ルボン著、群集心理学。独文、ゾンバルト著、労働問題。菜食主義(ドクトル加藤所有。これは長々の実行で実は....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
がら近づいて来るの。この辺に、こんな笑顔してくれる人いない筈と思って見たら本郷の独文へ通っている弟さん。智慧ちゃんのなくなったとき咽《むせ》び泣いていた弟さん。....
澪標」より 著者:外村繁
と、中谷とはプラットホームに降りて、水を飲んだ。 梶井は文学部英文学科、中谷は独文学科、私は経済学部経済学科に入学することができる。私達三人は銀座や、神楽坂を....