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「独走〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

独走の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
まった歩数で走る時によいレコードがでるというようなことを言っていたが、そのような独走的な、又、無抵抗なものは、単に机上の算数であって、力というものではない。レー....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
ッしゃるから、あせらず、あわてず、一人静々とゴールインあそばす。某競輪雑誌がこの独走ゴールインの写真説明に曰く、 「御覧の如く孤影愕然と、また独り悠々とゴールイ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あたりの才覚ではなかったかとおもわれる。 いずれにせよ、高氏のむほんは初めから独走して起ったものではない。やはり後醍醐の綸旨をうけ、それによって、こころざしを....
私本太平記」より 著者:吉川英治
たからともいいきれない。――むしろ、義貞にすれば、正成の突入こそ、無謀、無兵略な独走のみと、叱りたい。 いや。 立場を変えていえば、尊氏の水軍戦略が、みごと....
比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
研究 科学は哲学から産れたものであるが、現代では、科学が哲学を置き去りにして、独走している形である。そしてたいていの科学者は、哲学的な思考などは、今日の発達し....