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猛し
「猛し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猛しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鵜飼」より 著者:横光利一
た感覚の鍔競り合いに身を任せて、停止するところまで行くのである。未来は鵜の描く猛
猛しい緊張の態勢にあって、やがて口から吐き流れる無数の鮎の銀線が火に映る。私は翌....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
と燃え拡がる野火、やがて見渡す限りはただ一|面の火の海となって了いました。折から
猛しい疾風さえ吹き募って、命のくぐり入られた草叢の方へと、飛ぶが如くに押し寄せて....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
に存れるにはあらずや。 我邦には獅子虎の如きものなければ、獣には先ず狼熊を最も
猛しとす。されば狼を恐れて大神とするも然るべきことにて、熊野は神野の義、神稲をく....