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猟人日記
「猟人日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猟人日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
に英語の小説などを貸した。彼は四学年を卒業した時、こう言う借りものの小説の中に「
猟人日記」の英訳を見つけ、歓喜して読んだことを覚えている。が、「教育上の責任」は....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
僕は西川と同級だったために少なからず啓発を受けた。中学の四年か五年の時に英訳の「
猟人日記」だの「サッフォオ」だのを読みかじったのは、西川なしにはできなかったであ....
「斜陽」より 著者:太宰治
ている。」 「ツルゲーネフは?」 「あいつは貴族だ。だからいやなんだ」 「でも、
猟人日記、……」 「うん、あれだけは、ちょっとうまいね」 「あれは、農村生活の感....
「ツルゲーネフの生きかた」より 著者:宮本百合子
の推進力によって生み出される先進的な男女のタイプとを、世界的に知られている小説「
猟人日記」、「ルージン」、「その前夜」、「父と子」、「処女地」等において描こうと....
「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」より 著者:宮本百合子
資家貴族の生活を辛辣に描き出したのもこの時代であった。ロシヤではツルゲーネフが「
猟人日記」からひきつづき、その時代の若いロシヤの青年男女の姿を「その前夜」「処女....
「三つの挿話」より 著者:堀辰雄
、私はいつも一人で留守番をしていた。私は僅《わず》かな本を相手に暮らしていた。「
猟人日記」が好きになったのも、この時であった。私の部屋の窓からは、いまにも崩《く....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
の文集、早稲田の時代史。 欧文のものを禁ぜられたのではなはだ困っているが、露は
猟人日記、独はゲーテ文集、この二つを幾度も繰返して読むつもりだ。
猟人日記の持主に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
・一〇・三日 上林の百合子へ 『リカアドウ』 林権助『わが七十年を語る』*『
猟人日記』*小宮『漱石襍記』 木村『旅順攻囲軍』 ツルゲエネフの*『散文詩』 (....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
※東京堂月報一ヵ年予約のこと ※堀『リカアドウ』 ※『わが七十年を語る』 ※『
猟人日記』 ※『散文詩』 ※『栄養食と治病食』 ※『内科読本』 ※『国民保健読本....
「日記」より 著者:宮本百合子
一月行事予記〕 「蘆笛」、「千世子」完成 To a sky-Lark 訳、 「
猟人日記」、「希臘神話」熟読 「錦木」 一月一日(木曜)晴 寒 〔摘要〕四方拝....
「兄妹」より 著者:岡本かの子
て風に微動する程にも感動しないだろう。(自然が人間に対する無関心はツルゲニエフの
猟人日記中、森で樵夫が倒れ、大木の下積みになりその大木が樵夫を殺す作を見てから兄....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
れたものだと感心する。 十四 山小屋の秋の一夜。私はツルゲネフの『
猟人日記』を思いうかべつつ、再び遭うことの難かるべきこの詩的の一夜を、楽しく過さ....
「「はつ恋」解説」より 著者:神西清
文化の最後の典型的な歌い手と呼ばれる所以は、じつにそこにあります。このことは、『
猟人日記』(一八四七―五二)に始まって、『ルージン』(一八五五)、『貴族の巣』(....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
教えたものは何よりも先に「お竹倉」だったであろう。僕は中学を卒業する前に英訳の「
猟人日記」を拾い読みにしながら、何度も「お竹倉」の中の景色を――「とりかぶと」の....