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猫八
「猫八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
猫八の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
る姿勢がないのだ。すぐ、じめじめと泣き出す。
夜、上野の鈴本へ英子さんと行く。
猫八の物真似、雷門助六のじげむの話面白し。ああすまじきものは宮づかえ、千駄木へ戻....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
の鳥類は誰でも知っている通りいろいろの声色を使います。その他、猿あるいは人間でも
猫八氏などは素晴らしいものです。 狸などは昔は鼓の真似事をやったものですが、最....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
の鳥類は誰でも知っている通りいろいろの声色を使います。その他、猿あるいは人間でも
猫八氏などは素晴らしいものです。 狸などは昔は鼓の真似事をやったものですが、最....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あほだらきょう》であり、仮声使《こわいろづか》いであり、どっこいどっこいであり、
猫八であり、砂文字《すなもじ》であり、鎌倉節の飴売《あめう》りであり、一人相撲で....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
の運転手と二人でキョロキョロ歩いていると、電柱に嵐山劇場のビラがブラ下り、猫遊軒
猫八とあって、贋物だったら米五十俵進呈する、とある。勿論、贋の筈はない。東京の猫....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
とは一脈相通ずるもののあるような心もちがしてならない。 曰く 「鶴枝の百面相は
猫八の孤憤、日本太郎の咆哮以上なつかしいもの。お嫁をもらうゆえ、箪笥《たんす》を....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
金平軍之助、小笠原茂夫の三君が組織した喜劇グループの幕間余興、今の木下華声君も小
猫八で出演していた。今日でいうならアトラクションで、十日ずつ演題を改めてちょうど....