猿ヶ石川[語句情報] » 猿ヶ石川

「猿ヶ石川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

猿ヶ石川の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
遠野へ」より 著者:水野葉舟
く。山が迫ってくるので、あとの方が広い野のように見える。私は地図によってこの川が猿ヶ石川であることを知った。 道がまがるに連れて、景色が変って行く。見ると先き....
旅からのはがき」より 著者:水野葉舟
た。今これからそれに乗って、ここを発つのだ。二三日前、遠野へ行く途中、この馬車が猿ヶ石川の断崖にさしかかるところで転覆したそうだ。それで、今朝も宿屋の人達に道の....
黄昏」より 著者:水野葉舟
だ。日の入る方に向いて……。 一町も行くと、第二の馬車に逢った。 まもなく、猿ヶ石川の岸にかかった。 と、後から、 「オーイ、オーイ」と呼ぶ声がする。私達....
遠野物語」より 著者:柳田国男
は珍しき繁華の地なり。伝えいう、遠野郷の地大昔はすべて一円の湖水なりしに、その水猿ヶ石川となりて人界に流れ出でしより、自然にかくのごとき邑落をなせしなりと。され....