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玄猪
「玄猪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玄猪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
犬、猫、豕、兎、鹿、綿羊、山羊、狐、鼠、鶏、天鵞その他なおあるべし。支那、日本の
玄猪神、稲荷《いなり》神いずれも穀精にほかならぬ。フレザー曰く、何故穀精がかく様....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
田辺近村で今も蝮に咬まれた所へ柿また柿の渋汁を塗る。宮武粛門氏説に、讃岐国高松で
玄猪《げんちょ》の夜藁で円い二重の輪を作り、五色の幣を挿し込み、大人子供集りそれ....
「日輪」より 著者:横光利一
浜に輝き始めた漁夫の松明の明りを振り向いて眺めていた。 「見よ、大兄、爾の勾玉は
玄猪の爪のように穢れている。」と、卑弥呼はいって、大兄の勾玉を彼の方へ差し示した....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
夜中にしくしくと泣き出すという。
明日は、十月へはいって初の亥《い》の日で、御
玄猪《ごげんちょ》のお祝い、大手には篝火《かがりび》をたき、夕刻から譜代大名が供....