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玉井
「玉井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉井の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
諸国遊覧客の懐を相手に暮している奈良町人碌な事を云わない。 奈良町奉行の与力、
玉井与一右衛門の若党の源八というのが、このたかに惚込んだ。通仙の下男に頼んでは艶....
「風知草」より 著者:宮本百合子
沈痛にふせた。 「瀬川はそれでいいかもしれないけれども――」 瀬川夫婦の友人に
玉井志朗という男があった。大学が同期で、学内運動の先頭に立っていた秀才であり、万....
「新しき夫の愛」より 著者:若杉鳥子
体の大切なことは知っているから、その必要を認めればそのようにする。君の手紙にある
玉井ドクトルの親切な忠告もまだその必要はない。モルガンの「古代社会」と「ドイツ新....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
村半左衛門、新国上総介《にっくにかずさのすけ》、四番には六手組、細野九郎右衛門、
玉井数馬助、岩田市右衛門、神田清右衛門、外池《とのいけ》孫左衛門、河井公左衛門、....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
て家に帰った。その時二十八歳である。 しかし二ヶ月後の明治十一年一月五日には、
玉井進という人の妻になった。この人は当時山口県庁の役人をしていた人で、叔母もまた....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
で国家的な事業に身を捧げようという受難者型のタイプが何人かあらわれたが、なかでも
玉井喜作と山口智海の行動は傑出している。
玉井喜作は山口県三井村の出身というほ....
「痀女抄録」より 著者:矢田津世子
とすのに骨折っているようであった。この帯安のほかに袋物専門の鈴仙商店と京橋の老舗
玉井屋あたりの番頭なども根気よく未だに通いつめているようである。併し、師匠は、い....