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玉堂
「玉堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
玉堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「わが町」より 著者:織田作之助
せなかったかね」 「なんや、刑事みたいなものの言い様するねんなあ、気色のわるい。
玉堂はん、眼鏡かけてる思て威張りなや」 「ははは……」 左手で太いセルロイドの....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
つるばい》」
「亦楽梅《えきらくばい》」
「長条梅」
「馬屋梅」
「孤影梅」
「
玉堂梅」
「飛雲梅」
「金籠梅」
「珠簾梅」
「娟女梅《けんじょばい》」
「東明....
「発掘した美女」より 著者:坂口安吾
恋わずらい 梅
玉堂は東京で古くから名のある菓子店である。その当主はよくふとっていたが、神経衰弱....
「作画について」より 著者:上村松園
鈴木松年 秋草 寺崎廣業 水禽 川合
玉堂 恩師鈴木松年先生が、自分の上席に入賞した私のために、最大の祝詞を送って下....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
あると思います。東京に十名京都に五名と思いますが、東京の十名は、日本画では、河合
玉堂、小堀鞆音、下村観山、西洋画では黒田清輝、彫刻では私と新海竹太郎、刀剣では宮....
「迷彩」より 著者:上村松園
ならないものでした。 ○ この間ある人の話でしたが、それは東京の川合
玉堂先生の作品のことでした。川合先生の水墨山水図へ、盛んに松を描き加えたり、色を....
「漱石の人物」より 著者:和辻哲郎
絵巻物や宋画や琳派の作品など、尤物ぞろいであったが、文人画にも大雅、蕪村、竹田、
玉堂、木米などの傑れたものがたくさんあった。あれを見たら先生はさぞ喜ぶだろうと思....
「河豚は毒魚か」より 著者:北大路魯山人
もない。崋山、竹田、木米でもない。呉春あるいは応挙か。ノー。しからば大雅か蕪村か
玉堂か。まだまだ。では光琳か宗達か。なかなか。では元信ではどうだ、又兵衛ではどう....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ったような侘しさや不安もないのはありがたい。 山村を離れるとき、附近に住む川合
玉堂翁が、いつもの諧謔に富む即興を示された。「新・平家物語」の上でも義仲の都入り....
「梅ちらほら」より 著者:吉川英治
呼んで、これを名物と見る人もあり、また自然でないといって、好まない人もある。川合
玉堂氏などは、後者の方である。ついでにいうが、かつてこの地方へ疎開していた朝倉文....
「押入れ随筆」より 著者:吉川英治
てしまう手法がある。それを“吉野の折り梅”といっている。このあいだ亡くなった川合
玉堂画伯などは、その風姿を愛して、よく“折り梅”の図を描いたりした。けれど、梅干....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
れない。それに、洋画で和田英作が漏れているのも少し不公平のようだし、日本画で川合
玉堂の貫禄を見落すことは出来ぬ筈。 処がこうして均衡を保つまでに人を殖やして行....