玉藻の前[語句情報] » 玉藻の前

「玉藻の前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

玉藻の前の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
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玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
ほろと零《こぼ》れて落ちる桜の花びらが、女の鬢《びん》の上に白く宿った。 女は玉藻の前であった。坂部庄司蔵人行綱の娘の藻が関白忠通卿の屋形に召し出されて、侍女....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
うちに測らずもお身に出逢うた。この日本国でこの役目を仕負するものは、いにしえには玉藻の前、今の世にはお身のほかにないと、この片眼で確かに睨んだ。殊にわれらが呪う....