»
王
「王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
1
浅草《あさくさ》の仁
王門《におうもん》の中に吊《つ》った、火のともらない大提灯《おおじょうちん》。提....
「英雄の器」より 著者:芥川竜之介
っている。その顔がまた、どれもいつになく微笑を浮べているのは、西楚《せいそ》の覇
王《はおう》の首をあげた今日の勝戦《かちいくさ》の喜びが、まだ消えずにいるからで....
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
と芸術家としての彼との間に、いつも纏綿《てんめん》する疑問である。彼は昔から「先
王《せんおう》の道」を疑わなかった。彼の小説は彼自身公言したごとく、まさに「先
王....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
そ》めもし見染められもしたと云う次第なのです。何しろ萩寺と云えば、その頃はまだ仁
王門《におうもん》も藁葺《わらぶき》屋根で、『ぬれて行く人もをかしや雨の萩《はぎ....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
の筆先《ふでさき》からは、次第に新しい美が生れました。彼等の文字はいつのまにか、
王羲之《おうぎし》でもなければ※ 遂良《ちょすいりょう》でもない、日本人の文字に....
「河童」より 著者:芥川竜之介
中をごらんください。――」
「これはワグネルではありませんか?」
「そうです。国
王の友だちだった革命家です。聖徒ワグネルは晩年には食前の祈祷《きとう》さえしてい....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
かに落莫とした心もちから、自由になる事が出来たのであった。
渋谷《しぶや》の金
王桜《こんおうざくら》の評判が、洗湯《せんとう》の二階に賑わう頃、彼は楓の真心に....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
じゅん》年間の事である。長江《ちょうこう》に臨んだ古金陵《こきんりょう》の地に、
王生《おうせい》と云う青年があった。生れつき才力が豊な上に、容貌《ようぼう》もま....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
の前へ、丁寧に円い頭を下げた。軸は狩野派《かのうは》が描《か》いたらしい、伏羲文
王周公孔子《ふくぎぶんおうしゅうこうこうし》の四大聖人の画像だった。
「惟皇《こ....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
に逃げ惑《まど》った。京城《けいじょう》はすでに陥った。平壌《へいじょう》も今は
王土ではない。宣祖
王《せんそおう》はやっと義州《ぎしゅう》へ走り、大明《だいみん....
「煙管」より 著者:芥川竜之介
なりひろ》がいつものように、殿中《でんちゅう》の一間で煙草をくゆらせていると、西
王母《せいおうぼ》を描いた金襖《きんぶすま》が、静に開《あ》いて、黒手《くろで》....
「温泉だより」より 著者:芥川竜之介
ば、わたしもこんなことを言いたくはありません。が、棟梁、お前《まえ》さんの靴は仁
王様《におうさま》の草鞋《わらじ》も同じなんだから」と頭を下《さ》げて頼んだと言....
「おしの」より 著者:芥川竜之介
》い東方の博士《はかせ》たちのことを、メシアの出現を惧《おそ》れるために、ヘロデ
王の殺した童子《どうじ》たちのことを、ヨハネの洗礼を受けられたことを、山上の教え....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
分で作って実験を試みた電気機械は、その後サー・ジェームス・サウスの所有になって、
王立協会に寄附され、今日も保存されてある。 ファラデーはタタムの講義をきくにつ....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
いにふけりながら、いつも彼が教室のなかのできごとを見張るときに腰かける高い椅子に
王様のようにどっかと坐りこんでいた。その手に彼は専制君主の力を示す笏というべき鞭....