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王さま
「王さま〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王さまの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤いくつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ません。ほんとうにお美しくっていらっしゃいます。」と、いいました。 あるとき女
王さまが、王女さまをつれてこの国をご旅行になりました。人びとは、お城のほうへむれ....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
でした。ほかに寝床といってはなかったのです。でも、それがとても寝ごこちがよくて、
王さまだってこれほどけっこうな寝床にはお休みにはなるまいとおもいました。ひろい野....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
まわるのとかわりはありません。この海の底をずっと底まで行ったところに、海の人魚の
王さまが御殿をかまえています。その御殿の壁は、さんごの窓でした。屋根は貝がらでふ....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ここからは、はるかな国、冬がくるとつばめがとんで行くとおい国に、ひとりの
王さまがありました。
王さまには十一人のむすこと、エリーザというむすめがありました....
「ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
なお城はどういうお城ですね。ずいぶん高い所に、窓がついていますね。」 「あれは、
王さまのお姫さまのおすまいです。」と、ばあやがこたえました。「お姫さまは、お生ま....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
叫びました。そして、すると、これはほんとうの話なのだ、とおもいました。 「雪の女
王さまは、うちのなかへもはいってこられるかしら。」と、女の子がたずねました。 「....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
あがった。そして太い腕をさすりながら、杉田の前に近づいて、上から睨みおろした。仁
王さまが人間を睨みつけているような形だった。 「この野郎!」 と、ジャックは大....
「海底大陸」より 著者:海野十三
するとそのとき、一ぴきの怪物が、正面一段高いところにひかえている、やや体の大きい
王さまらしい怪物――後にわかったところによれば、それがやっぱり
王さまだった――と....
「火星兵団」より 著者:海野十三
ロロ公爵とルル公爵と言ったが、この二人の火星人は、先ごろまで火星をおさめていた女
王さまの二人の子供であった。この二人が、博士邸の地下室で、うごめいていたところを....
「最小人間の怪」より 著者:海野十三
に目覚めてみると、たいへん息苦しかった。気がつくと、傍に大女が寝ている。浅草の仁
王さまの三倍もあるような大女であった。顔をみると、これがヤナツの妻君であるから、....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
えりなさい」 今しも、二人づれの兄妹らしい日本人の少年少女が、入口の受付で、仁
王さまのように大きいロシア人から、どなりつけられている。 「だって、僕たちは……....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
やな音をたてて、ぶつかった。 「こらっ、なにをする」 艇夫長は、顔をたちまち仁
王さまのように、真ッ赤にして、缶をけりかえそうとした。が、とたんに足をとどめて、....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
のリキー――ではない潜水将校リーロフは、ピストル両手に、すっかり勝ちほこって、仁
王さまのような顔をほころばせてあざ笑った。 「いいかね。これから、ケレンコとおれ....
「地球盗難」より 著者:海野十三
巨大なる動物が、金網の中に胡座をかいて、ジッと前方を見詰めていた。それは生ける仁
王さまのような人間だったが、その顔をヒョイと見たときに、大隅理学士は、 「ううッ....
「蠅男」より 著者:海野十三
という強力なんだろう。見かけは普通の人とあんまり違わぬ背丈でありながら、まるで仁
王さまが砲弾なげをするような激しい力を持っているのだった。そのとき何処からともな....