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王国
「王国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
いえば……第四階級以外の階級者に対して、ある観念と覚悟とを与えた点にある……資本
王国の大学でも卒業した階級の人々が翫味《がんみ》して自分たちの立場に対して観念の....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
との間に何のかかわりがあろうか。思想家としてのマルクスの功績は、マルクス同様資本
王国の建設に成る大学でも卒業した階級の人々が翫味《がんみ》して自分たちの立場に対....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
に贈った書翰よりもエライ者であると思います。クロムウェルがアングロサクソン民族の
王国を造ったことは大事業でありますけれども、クロムウェルがあの時代に立って自分の....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
五〇〇キロメートル、また南京の西南西二〇〇〇キロメートル、雲南省の遍都で、インド
王国に間近いところではないか。雲南などへ迎えられては、わしは迷惑この上なしだ」 ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
所有者であり使役者であった。四十日を荒野に断食して過した時、彼は貧民救済と、地上
王国の建設と、奇蹟的能力の修得を以ていざなわれた。然し彼は純粋な愛の事業の外には....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
ら、彼は立ち処に故山に帰り、揚子江と銭塘口との下流一帯を糾合して、一千年前の呉の
王国を興したことだろう。それは中国の心臓を漢青年に握られるようなものだ。だから当....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
くしいお姫さまをいただいた上、お年よりの王さまのおなくなりなったあとは、そっくり
王国をゆずられることになるのです。そのかわり、やりそこなうと、いのちをとられたう....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
上でお祝のあったこともみていました。そのむすめは、王子がどこから来たひとで、その
王国がどこにあるかということまで知っていました。 「さあ、いってみましょうよ。」....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
た。いもうとのエリーザは、鏡ガラスのちいさな腰掛に腰をかけて、ねだんにしたらこの
王国の半分ぐらいもねうちのある絵本をみていました。 ああ、このこどもたちはまっ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ねく世間からその存在を認められるようになって、わが劇界には歌舞伎と新派劇と二つの
王国が出来た。 日清戦争劇の流行した明治二十七年の頃、わたしは中央新聞社に籍を....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
ない処女地であった。縦令この地域は狭隘であり磽※であっても厳として独立した一つの
王国であった。椿岳は実にこの椿岳国という新らしい
王国の主人であった。 この椿岳....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
自余ヤソ諸派 十二万六千人 一、ドイツ連邦第一、プロイセン
王国 人口 二千八百三十一万八千四百七十人 新教宗徒 ....
「西航日録」より 著者:井上円了
せり。アイルランドはイングランド、スコットランド、ウェールズの三州と連合して一大
王国を成せるも、人情、風俗すべて英国と異なり、自然に別国の形勢あり。その市街の大....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。本堂の長さ七十間、幅二十三間あり。博物館内には、スペイン占領以前におけるインカ
王国当時の遺物を陳列す。入覧すこぶる興味あり。墓所はすべて合葬庫式にして、その庫....
「詩の精神は移動す」より 著者:小川未明
対し、少女に対して与えるものは、今迄のそれでいいだろうか、今日の詩人はもっと詩の
王国が移動したことに対して覚醒しなければならない。....