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王威
「王威〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王威の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
と段々改称してさて鼠より猫が強いので猫を猫と号づけて最初の名に戻ったと。虎や獅に
王威ある由を述べたついでに言い置くは虎の威を仮る狐てふ諺だ、これは江乙《こういつ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
てを彼はつぎつぎに感じる。ときには同時にさえ感じるように見えた。年齢の持つ威厳、
王威、成功の眩ゆさ、女王のあの世にも稀な知性の魅惑、人の心を刺すあてこすり、しか....
「三国志」より 著者:吉川英治
、ひそかに朱雋に内通しておき、賊将張梁の首を斬って、 「願わくば、悔悟の兵らに、
王威の恩浴を垂れたまえ」と、軍門に降ってきた。 陽城を墜した勢いで、 「さらに....
「三国志」より 著者:吉川英治
。献帝の今日あるは、ひとえにこの曹操が功ではないか。平安燼滅のあと、新都の建業、
王威の恢復など、どれほど粉骨砕身してきたか知れん。しかるに、いまとなってこの曹操....
「三国志」より 著者:吉川英治
襄陽は、新野をさること遠かった。約八十里ほどくると、すでに蔡瑁以下、劉※義、
王威などという荊州の諸大将まで、すべて旺な列伍を敷いて、玄徳を出迎えるため立ち並....
「三国志」より 著者:吉川英治
は、二度とあるものではありません」 これが蔡瑁の耳に入ったので、調べてみると、
王威の進言だと分った。 蔡瑁は怒って、 「無用な舌を弄して、幼少の君を惑わすも....
「三国志」より 著者:吉川英治
れた鹿や猪と同じではないか」 「ははあ、なるほど」 「もし、彼らが、西涼を出ず、
王威にも服せず、ただ辺境にいて、威を逞しゅうしているのを、遠征しようとするならば....
「三国志」より 著者:吉川英治
あった。 このときに救民仁愛を旗として起ったのが劉備玄徳であり、漢朝の名をかり
王威をかざして覇道を行くもの魏の曹操であり、江南の富強と士馬精鋭を蓄えて常に溯上....