王気[語句情報] » 王気

「王気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

王気の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
及ばず、事の始末を告ぐれば、母|大に驚いて曰く、不可なり、汝が父の興、毎に言えり王気燕に在りと、それ王者は死せず、燕王は汝の能く擒にするところにあらざるなり、燕....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
頭の上に載せて、落ちないようにあおのきつつジロリジロリと左右を睨めまわしながら女王気取りで、行きつ戻りつ致しておりますところはナカナカの奇観で御座います。 そ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いてお雪ちゃん――最後にお銀様は、ずっと控え目に…… それでもやはり、一座の女王気分は失わず、見ようによっては、正座を占めた形で坐っておりました。 主人がま....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て、フランスへ行って、かえって来て、その二三年の間に、低いすれからした雰囲気の女王気取りで暮していることが、服装から、身ごなしから、音楽に溢れて表われていました....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
なれば決してその主人に反抗することは出来ぬ。彼は自ら平新皇と称して、日本半国の帝王気取りになっておっても、なお旧主の忠平の許へは、さすがに甚だ慇懃なる消息を通じ....