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王羲之
「王羲之〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
王羲之の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
の筆先《ふでさき》からは、次第に新しい美が生れました。彼等の文字はいつのまにか、
王羲之《おうぎし》でもなければ※ 遂良《ちょすいりょう》でもない、日本人の文字に....
「行人」より 著者:夏目漱石
》……かね、といった風に、解らない字を無理にぽつぽつ読んでいた。御物《ごもつ》の
王羲之《おうぎし》の書を見た時、彼は「ふうんなるほど」と感心していた。その書がま....
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
ない。読めないところをもって見るとよほど名家の書いたものに違いない。ことによると
王羲之《おうぎし》かも知れない。えらそうで読めない字を見ると余は必ず
王羲之にした....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
た。瞬間おのれは無になった。筆を抱いて定法なく、虚にして寛ならしむるのみである。
王羲之《おうぎし》風の独草がそこに書き進められていた。
書かれた文字は、書く人....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、間違った、間違った、あれは赤穂義士の書き物というのは、こっちの聞誤りで、実は、
王羲之《おうぎし》といって、支那で第一等の手書《てかき》の書いた「孝経」という有....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》っているには相違ないが――貴殿御執心の永徳よりも、それこそ真に天下一品として、
王羲之《おうぎし》の孝経がござるはずじゃ」 「
王羲之の孝経――」 これを聞いて....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を着せて、主膳の居間の掃除をはじめました。 神尾主膳の居間は、らんみゃくです。
王羲之《おうぎし》もいれば、※遂良《ちょすいりょう》もいる、佐理《さり》、道風《....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
て書がうまいといわれているが、私どもが心から感服するというものは、なんといっても
王羲之であり、その前後の類品である。その以後に気の利いたものを拾えば唐太宗である....