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「現し身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

現し身の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
、其姿が見えるほどの、はっきりした光線はなかった。明りに照し出されるほど、纏った現し身をも、持たぬ彼の人であった。 唯、岩屋の中に矗立した、立ち枯れの木に過ぎな....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
否、否! この謀叛人ら驕り勝たんか、臣は自らが――わが魂が、みにくき牢屋なるこの現し身を抜け出ずるに道理をうべし。かくてあらば、女王よ、みこころ安くおわせ、いか....