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環状線
「環状線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
環状線の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
場まで地下鉄にのった。ベルリンの地下鉄は日本の山の手線のように、のんびりと一本の
環状線で市の周辺をとりかこんでいるのではなかった。いくつかの比較的短い距離の循環....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
本はこれである。クレムリンを中心に一寸がたついたコムパスで大きく描いた円みたいな
環状線。これは外の並木通りで、絞りをずっと縮めてゆくともう一本やっぱりクレムリン....
「空襲警報」より 著者:海野十三
毒瓦斯弾とを半分ずつ持っている。 「貴隊は松戸附近より、東京の北東部にでて、まず
環状線道路及び新宿駅を爆撃破壊したる後、東京市北部及び西部の繁華なる市街地に対し....
「夜の道づれ」より 著者:三好十郎
せ、澁谷までは出なくちやならんだろうから、すると――いや、新宿まで出てしまつて、
環状線を行けば一番早やわかりだが、そうすればすこし遠くなるにや、なるが、それなら....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
わざ戸を明けてくれた。 わたくしは已《や》むことを得ず自動車に乗り改正道路から
環状線とかいう道を廻った。つまり迷宮《ラビラント》の外廓を一周して、伏見稲荷の路....