甘鯛[語句情報] » 甘鯛

「甘鯛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

甘鯛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
がよくて魚も沢山だったんでしょう。磯端で、日くれ方、ちょっと釣をすると、はちめ(甘鯛の子)、阿羅魚、鰈が見る見るうちに、……などは羨しい。 七日ばかり居たので....
卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
だのを、爺様は汚れた風呂敷に捲いて、茣蓙の上へ、首に掛けて、てくりてくりと行く。甘鯛、いとより鯛、魴※の濡れて艶々したのに、青い魚が入交って、鱚も飴色が黄に目立....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ト木綿糸で縫って上へバターを塗ってテンピで三十分焼くのです。全体このシタフェには甘鯛《あまだい》が第一等で鯛でも鱸《すずき》でも何でも出来ますが、ムツの子をこう....
食道楽」より 著者:村井弦斎
その通り。魚類の腸《はらわた》なんぞは大概刺撃性の強いものですからアラ酒といって甘鯛のアラへお酒をかけて飲むと早く酔いますし、松魚《かつお》の塩辛《しおから》の....