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「生き不動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

生き不動の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と見えるや、全身たちまちぱっと火炎に包まれました。同時に、雪の庭へ駆けおりると、生き不動です、生き不動です。火に包まれた不動明王さながらの姿の中から、悲痛な絶叫....
丹下左膳」より 著者:林不忘
々《もうもう》たる灰神楽《はいかぐら》のなかに左腕の乾雲を振りかぶった左膳の姿が生き不動のように見えた。 「野郎《やろう》ッ! さあ、その細首をすっ飛ばしてくれ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
に相違ない。岩のような巨体に、覆面をおろして、火焔の中に身動きもせず立っている。生き不動のように。 別館に居るべき筈のない駒守である。すると、駒守に似ているが....