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生き肝
「生き肝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生き肝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿小僧」より 著者:萠円山人
一つ宛《ずつ》青い壺を据えて、その横で三人共庖丁を磨《と》ぎはじめた。 「これは
生き肝《きも》取りに違いない。助けてやろう」 と小僧は思った。そうしてつかつか....
「くらげのお使い」より 著者:楠山正雄
くしは始終陸へ出て、人間やいろいろの陸の獣たちの話も聞いておりますが、何でも猿の
生き肝が、こういう時にはいちばん利きめがあるそうでございます。」 と言いました....
「葛の葉狐」より 著者:楠山正雄
道満に頼んで、来て見てもらいますと、奥方の病気はただの薬では治らない、若い牝狐の
生き肝を取ってせんじて飲ませるよりほかにないということでした。そこで信田の森へ大....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
なっておりました。肝臓が奪われておりますので、業病やみの仕業と推定されましたが、
生き肝を食うと業病が治るという迷信があるのだそうでございます。ところが、それより....