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生け捕る
「生け捕る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生け捕るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
? 何か名案があるかな?」
「あの男を、どこかへしょびき出すか、それとも、途中で
生け捕るかして、きゅうきゅうむごい目を見せてやりたいのです」
「それ真剣か?」
....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
一 白熊の死 探険船シビリアコフ号の北氷洋航海中に撮影されたエピソード映画の中に、一頭の白熊を射殺し、その子を
生け捕る光景が記録されている。 果てもない氷海を張りつめた流氷のモザイクの一片....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
奴をゆるして置いては諸人の難儀になるというので、家主や町代とも相談の上で、かれは
生け捕る手段をめぐらした。出入りの鳶の者に腕自慢の男がいるので、それを語らって軒....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
をくずしてはなりますまい。何はあれ六波羅を攻めつぶし、一方、禁中にいる尊氏めを、
生け捕るべきでございます。いまを外したらまたの機などはありませぬ」 と、宮へも....