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生息子
「生息子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生息子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「両国の秋」より 著者:岡本綺堂
は、お絹もかねて聞いていた。林之助は今年|二十歳《はたち》になるけれども、まるで
生息子《きむすこ》のようなおとなしい男であった。おとなしい男とおとなしい女――お....
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
心安くなる。古賀を通じて児島とも心安くなる。そこで三角同盟が成立した。 児島は
生息子《きむすこ》である。彼の性欲的生活は零《ゼロ》である。 古賀は不断酒を飲....
「坑夫」より 著者:夏目漱石
うであった。いくら恐縮しても自分には、これより以外の態度が出来ないんだから全くの
生息子《きむすこ》である。下りて見ると例の婆さんが、襷《たすき》がけをして、草鞋....