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生酒
「生酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
生酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家霊」より 著者:岡本かの子
燈の下を見廻すと、大鉢に蓋《ふた》がしてある。蓋を取ると明日の仕込みにどじょうは
生酒に漬けてある。まだ、よろりよろり液体の表面へ頭を突き上げているのもある。日頃....
「酒友」より 著者:田中貢太郎
位の罰杯を飲まさないと寝ることができないというほどであった。だから枕もとには、平
生酒を置いてないことがなかった。 ある夜眼が醒めて寝がえりをしてみると、人とい....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
狼の多かりしなるべく、今もなお折ふしは見ゆというのみか、此山にては月々十九日に飯
生酒など本社より八町ほど隔たりたるところに供置きて与うといえば、出で来ぬには限ら....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
太古は牛馬の肉を食用としたものであった。神武天皇御東征の時に、大和の土人|弟猾は
生酒を以て皇軍を饗したと「日本書紀」にある。牛肉を肴として酒を飲んだものであろう....