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産婆役
「産婆役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
産婆役の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一刻」より 著者:宮本百合子
江口さんは栃木県で立候補した。新しくなろうとして熱心な村の人々にとって、根気よい
産婆役をしているのであった。 「しかしね、モラトリアムでいくらかいいかもしれない....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
その時に、まさに清澄の茂太郎がここに立会っていたことは事実らしい。 番兵さんが
産婆役をして、茂太郎が介添役となって、かくて安々と玉のような牛の子が、夜這星の下....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
々の方面の面振れをYMDC君が集めてくれた、YMDC君はブローカーであり、同時に
産婆役のような役目を勤めたのである。 そのうちに、一時中休みをした都新聞紙上へ....
「十五年」より 著者:岸田国士
さそうである。 なるほど、個人的には、いくたりか、俳優らしい俳優もできてきた。
産婆役の私がろくろく年をとつたことからみれば、劇団としての幅も重みもついたように....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
い、厚い髪が生えた。 さて、その髪も、内閣書記官長だの、司法大臣だの、翼賛会の
産婆役だのという、ウルサイ役目を、次々と担任された現在ではどうなっていることやら....