産業組合[語句情報] »
産業組合
「産業組合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
産業組合の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ポラーノの広場」より 著者:宮沢賢治
友だちにきいたりして、それから三年の後には、とうとうファゼーロたちは立派な一つの
産業組合をつくり、ハムと皮類と醋酸とオートミールはモリーオの市やセンダードの市は....
「ソヴェトの芝居」より 著者:宮本百合子
年第一回の芸術労働者大会がひらかれて賃銀標準がきめられた。芸術労働者組合として、
産業組合連合へ加盟したのだ。一九二七年に賃銀割出しの方法をいろいろ改正し、それを....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
要以上に争議を悪化せしめた事実あり。かかる現象はひとり愛知県のみでなく、青森県の
産業組合党設立準備に官吏の関与せるものあり、新潟県下において全農支部に対し県当局....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
だろう。銀行の手先である農村高利貸から低利資金(?)を借りるにしても、又は例えば
産業組合の金庫から借りるにしても、話しはつまり同じなのである。――で金を借りる能....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
目を押し、堀切氏はこれを受けて内閣審議会反対の一くさりを語っている。 いわく「
産業組合の農村に対する最近の動きが政党排撃の傾向を帯びていることは、その中央機関....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
が見えました。スマ子さんの御主人です。貴方によろしくとのことでした。大いに反産(
産業組合)をやったがあきまへんわいと云って笑っていました。ここいらでも八ヵ村が共....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
か不明です。まだそのお話はでませんでした。昨夜あたり、肥料を扱う店がかたまって、
産業組合と対抗するより合をどこかでするからと迎えに来た由。丁度留守でよかったとい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
らきのう、てっちゃんが急いで来たから何かと思ったら勤め口がありそうなのですって。
産業組合か何かの仕事で地味なもの。月給六、七十円の由。どうしようかと、私に相談に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
い子です。 一昨年わたしがひっくるかえったときいたたけ、という女が、今熊谷在で
産業組合の事務員をして居ります、それがきのう仲間三人もつれて来て、よっての話に、....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
も打ち拉いてるのだった。 しかし天性は理性よりも強いものである。クリストフは、
産業組合――弱者の恐るべき同盟――に接触すると、心中の強健な個人主義が猛然と頭を....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
であるが――これらの前途にはまた多くの困難が横たわっている。その一つに百貨店とか
産業組合とかいう大資本のものが、それぞれ自給主義をとって行くということをあげるこ....
「外米と農民」より 著者:黒島伝治
ができると書かれてあって、微苦笑を催させずに措かなかったのはこの二月頃だったが、
産業組合購買部から配給される米には一斗に二升の平麦が添加されることになった。七分....
「瘤」より 著者:犬田卯
頬から※の素天辺はつるつるに禿げている森平という一小作農であった。彼が最近、村の
産業組合からたった一枚残っていた一反五畝歩の畑を「執行かけられ」取り上げられてし....
「米」より 著者:犬田卯
った関係上、お上の配給制度になり、浩平たちのような、買置きの出来なかった者は村の
産業組合からの配給を待たなくてはならなかったのだ。そしてこの配給肥料なら、とにか....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
軽視どころの話ではないと存じます。昨今御承知のように、いろいろの問題になっている
産業組合の如きも、その純正なものを需要し供給するという点にその第一の本旨をおくべ....