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産生
「産生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
産生の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
で学術上天然植物帯を考察すべき所は神社のみといわれたり。和歌山県もまた平地の天然
産生物分布と生態を研究すべきは神林のみ。その神林を全滅されて、有田、日高二郡ごと....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
育に就いては有名な『女大学』が存在している。女大学が封建的社会秩序、実は封建的生
産生活の体系、を露骨に擁護したものであることは言を俟たぬ。「婦人は夫の家を我家と....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
様式は、社会規範となることによって初めて、人間の社会生活を、人間の社会に於ける生
産生活を観念的に統制し得る。社会規範は社会の生産様式の反映だ。――例えば殺人行為....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
前文に〈すべて佗国《あだしくに》の人は産に臨める時、本国《もとつくに》の形を以て
産生《う》む、故に妾今もとの身を以て産を為《な》す、願わくは妾を見るなかれ〉、こ....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
おけるこれらのゲームの絶滅をかろうじて阻止することができたのかもしれない。 水
産生物の種類と数量の豊富なことはおそらく世界の他のいかなる部分にもたいしてひけを....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
迷信に類する・又発達した・科学性を有った――の知識は、人間の社会生活――物質的生
産生活――にとって、欠くことの出来ない実践的知識のである。 だが、哲学が実証科....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ろう。この生産技術家が基本的なインテリゲンチャなので、そこでは知能とは、人間の生
産生活に直接結び付いている処の技術的乃至は技能的知能のことでなくてはならぬ。イン....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
われている。日々ということが、一般に季・期(ペリウド)ということが、吾々人間の生
産生活の上に於ける時間の原理であることは云うまでもないが(ギリシアの歴史家ヘシオ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ぬということになる。事実は単に、自然科学的な台風が吹いて、稲がやられて、農民が生
産生活に心配が多いということだが、それが人間的風土論から行くと、台風という自然現....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
きことを意味することになる。もちろん一|旦《たん》事ある時は個人の利益や個人の財
産生命も投げ出さねばならぬが、平生《へいせい》何事についても国民より重い犠牲《ぎ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
り評判はよくないということであった。 ですから、何事も無政府状態で、市民一般財
産生命の危険|夥しく、師匠の家の近辺なども、官軍であるか、彰義隊か分りませんが、....
「経世の学、また講究すべし」より 著者:福沢諭吉
れに移住するときは、葡萄の美酒に惑溺して自からこれを禁ずるを知らず、ついにその財
産生命をもあわせて失う者ありという。 また日本にては、貧家の子が菓子屋に奉公し....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
色であるかも知れない。ブルジョア社会は、自分自身が産んだ哲学とは無関係に、その生
産生活を営むことが出来るとさえ云うことが出来る。その時哲学は、夫々一種の知的性癖....