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「用場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

用場の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
んでらく/\休める」 と云うので御酒を召上ったが、少し飲過ぎて心持がわるいと小用場《こようば》へ徃《い》ってから、 新「水を持て、嗽《うがい》をしなければな....
闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
》これに就《つ》いておはなしがあるんでおす、一昨夜《おとつい》私《わたい》が一寸用場へ参りまして用を達《た》してから、手を洗うていると、ほんのりと星光《ほしあか....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
った。敬太郎《けいたろう》はとうとうじっと我慢しきれなくなって、自分で下へ降りて用場を探して見ると、森本の影も形も見えない。念のためまた階段《はしごだん》を上《....
雛がたり」より 著者:泉鏡花
。が、此処で早速|頬張って、吸子の手酌で飲った処は、我ながら頼母しい。 ふと小用場を借りたくなった。 中戸を開けて、土間をずッと奥へ、という娘さんの指図に任....
怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
て一服召上って入っしゃいまし」 新三郎は 「有難うございます」 と云いながら用場へ這入りました。 米「お嬢様え、彼のお方が、出て入っしゃったらばお水を掛けて....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
や茶菓子などを運びますに皆長治一人でする様子、お蘭は縁側へ出て見て居りましたが、用場へ参ろうと思って縁側をずいと行って突当ると、三尺|許りの喜連格子があるから、....
取舵」より 著者:泉鏡花
れば、渠の壁訴訟はついに取挙げられざりき。盲人は本意無げに呟けり。 「はてな、小用場はどこかなあ。」 なお応ずる者のあらざりければ、渠は困じ果てたる面色にてし....