田打ち[語句情報] » 田打ち

「田打ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

田打ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の女」より 著者:折口信夫
。だから、田の稲虫とともに村人に来る疫病は、逐わるべきものとなった。春祭りの「春田打ち」の繰り返しのような行事が、だんだん疫神送りのような形になった。 七夕祭....
虔十公園林」より 著者:宮沢賢治
ある年、山がまだ雪でまっ白く野原には新らしい草も芽を出さない時、虔十はいきなり田打ちをしていた家の人|達《たち》の前に走って来て云いました。 「お母《があ》、....
こども風土記」より 著者:柳田国男
のだから面白い。おかげでまだ色々の昔が子供の間に残っている。 東北では正月の春田打ち、または田植と称する行事が、土地によっては今もまだ少年少女の領分である。 ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
り土が小さくまた臨時のものであることは、かえって東国農村の水口祭や、正月十一日の田打ち行事との連絡を考えさせるのだが、この点は別に狐塚の話のつづきとして、「民間....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
がとけるのを待って、若い男が総出で一つ一つ去年の苅株を堀りかえして行く。これが春田打ちで、まず一年の農事のはじめであった。それから苗代のこしらえがすぐにつづき、....