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田村俊子
「田村俊子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
田村俊子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「問に答えて」より 著者:宮本百合子
義者ではないということについて。 私は、婦人作家の中では独特な作風をもっていた
田村俊子氏の、作家としての生活振りを思い出す。彼女は日本で極く短い期間にロマンチ....
「女性の歴史」より 著者:宮本百合子
人間である以上自分の才能を発揮し、感情の自主性をもってしかるべきものと主張した。
田村俊子の文学は明治の中葉から大正にかけて日本の女がどういう方向で独立を求めたか....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
らいてうの落日のはやさや、晶子の情熱の燠《おき》の姿に身をもってあらがうように、
田村俊子の作品がうちだされた。露英という号をもって露伴に師事していた
田村俊子は、....
「夫婦が作家である場合」より 著者:宮本百合子
よほど以前のことになるが
田村俊子氏の小説で、二人とも小説をかくことを仕事としている夫婦の生活があつかわれ....
「狭い一側面」より 著者:宮本百合子
た。二十前の小娘を相手では瀧田氏もその位の話題しか見出せなかったのだろう。丁度、
田村俊子氏の生活が動揺し始めた頃であったと見え、非常に疲労の現れた作品を送ってよ....
「時代と人々」より 著者:宮本百合子
そこで女優になろうとして後作家となって盛名をうたわれ、幾何もなくアメリカに去った
田村俊子氏の生活経緯を見て居られることもあって、女性と芸術生活との問題については....
「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」より 著者:宮本百合子
道的な作風を示した。「焙烙の刑」その他で、女性の自我を主張し、情熱を主張していた
田村俊子はその異色のある資質にかかわらず、多作と生活破綻から、アメリカへ去る前位....
「年譜」より 著者:宮本百合子
ヵ年計画と芸術」(ナップ)その他ソヴェトに関する印象、紹介などを書く。又三月には
田村俊子、野上彌生子と合冊で『中條百合子集』が改造社から出版された。 一月。作家....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
》を突きあっているのはあまり狭量ではあるまいか。かつて女優養生所に入所した、作家
田村俊子さんは、貞奴を評して、子供っぽい可愛らしい、殊勝らしいところのある、初々....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に時間や精力を費すべきものとそうでないものとの区別がはっきり感情の上でしていて。
田村俊子さんがアメリカからかえって来て、この間の雨の日、浦和の田舎の名物の鯉こく....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いつかそのままでは続かないと予想していました。しかし、こんな工合に現れようとは。
田村俊子が、生活をこわしてアメリカへ行ったのは、やはり四十ぐらいのときでした。出....
「平塚明子(らいてう)」より 著者:長谷川時雨
しょうか。見せかけだけでしか標準をさだめ得ない、世の中の軽薄さを思わせられます。
田村俊子さんがお書《かき》になった日記の中で、読んだことがあります。みじかい文の....
「松井須磨子」より 著者:長谷川時雨
くりではあるが立派な衣裳になった彼女は飾りけのないよい夫人《おくさん》であった。
田村俊子《たむらとしこ》さんが、 「何故《なぜ》挨拶《あいさつ》しないのよ。だま....
「日記」より 著者:宮本百合子
て、いろいろ話をして来る。あの人もこのごろはほんとうによくなって来た。夜関如来、
田村俊子の夫君松魚氏が来る。何だか活気のない、衰えたる何々とか云いたいような言葉....
「日記」より 著者:宮本百合子
学の領域か、心理的の研究の材料か、もっと進めて見るべし。 夜、「誓言」をよみ、
田村俊子氏が若し今日の文壇に第一歩を出したとしたら、決してあれ丈の声名は仮令一時....