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田舎稼ぎ
「田舎稼ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
田舎稼ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
云うのを、夫人は済まして、紙入を帯の間へ、キラリと黄金の鎖が動いて、 「旅馴れた
田舎稼ぎの……」 (女俳優)と云いそうだったが、客が居たので、 「女形にお任せな....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
び迎えたが、その実朝は夭折し、造顔師はほとんど途方に迷い、初めて都会を彷徨い出で
田舎稼ぎをするようになった。北条氏を経、足利氏となると、義政一人この術を喜び、四....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
ました所、益々多助を悪みます。多助も色白で短身な、温順しい好い男でございますが、
田舎稼ぎを致しますからじゝむさく、家にとては居る事も稀で、月に六|度ぐらいは馬を....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
乗りやすく、よく金を出してくれたものよ。それに第一、浪人の気組が違っていた。今の
田舎稼ぎの浪人など、自分の方からビクビクし、怖々強請りかけているが、以前の浪人と....